新型ハイブリッド硬化系親水コーティングの施工方法



硬化親水コーティング剤
施工方法
(※お届品は遮光茶ビン)



この親水コーティングの施工は、従来の硬化系コーティングとさほど変わりません。
ただ、美しく仕上げ、本来の性能を発揮させるには、大切なポイントもありますのでご注意ください。
本来、業界のプロだけが取扱えるレベルの本格コーティング。ぜひ、この機会にご自身で施工なさってみてください。
また施工時は、このページとマニュアルを十分ご確認のうえ行ってください。



【混合】と【準備】



まず下記の要領で、主剤に硬化剤を加えてコーティング剤を完成し、施工の準備を行います。(混合は施工の直前に行ってください)



混合
硬化系親水コーティング剤の混合
準備
親水コーティングの施工スタンバイ

【混合】
① 主剤(大きい方のビン)から、スポイトで少しだけ吸い取ります。
② 硬化剤(小さい方のビン)に少しだけ加え、フタを閉めてよく振ります。
③ その後、硬化剤の中身をすべて主剤に入れます。
④ 主剤のフタをしっかり閉め、よく振ったら混合の完成です。
【準備】
① コーティングの塗布に使うのは、この3点です。
② 主剤からスポイトで適量吸い取ります。
③ フタをしっかり閉めて取り扱いに注意し、ポケットにでも入れておきます。
④ これで、塗布を行う準備は完了です。




【塗布】と【拭き上げ】



塗布では使い過ぎに注意し、パネルごとに、ムラなくかすれない程度に、極力薄く塗り伸ばしていきます。
拭き上げのタイミングはスグでもOKですが、定着を促すため、2パネル塗布したら、塗布した順に拭き上げるパターンがベターです。



塗布
コーティング剤の塗布
拭き上げ
コーティングの拭き上げ

【塗布】
① スポイトのコーティング剤を、スポンジの3~4箇所に少量たらします。
② 40cm~50cm程度の範囲を目処に、多めに点付けします。
③ 点付けを結ぶように、やさしく少しづつ塗り伸ばしていきます。
④ 点付けエリア外にも、かすれない範囲で塗り広げていきます。
 ①~④を繰り返してパネル全体を塗布します。
【拭き上げ】
① 乾拭きでやさしく丁寧に拭き、ムラなく綺麗に仕上げるのが基本です。
② 引っ掛かりが酷い場合は、濡らして絞ったクロスを別に用意します。
③ 濡れクロスで軽く拭きます。(拭くというより、表面に水気を与えるイメージ)
④ 表面の水気がなくならないうちに、乾拭きして仕上げます。




 大切なポイントと備考  



この親水コーティングを上手に施工し、本来の性能を引き出すには、塗布後の拭き上げと、施工完了後の乾燥が非常に重要です。



塗布したコーティングの拭き上げは親水コーティングの施工の重要ポイント 親水コーティングの施工は日中に終わらせて乾燥させること 親水コーティングは一週間程度かけて徐々に親水化

クロスで拭くと非常に"引っ掛かり"を感じますが、この"引っ掛かり"が親水コーティングの肝です。くれぐれも拭き過ぎず、やさしく丁寧に拭き上げ、美しく仕上げてください。
施工完了後は最低でも6~12時間以上(理想的には1~2日車庫保管)、水気(夜露含む)を避けて乾燥させてください。
また、親水効果は施工後約1週間ほどかけて徐々に安定し、その後ゆっくり水が引くようになってきます。施工後の1週間ほどは洗車を控え、強くこすったりしないようにしてください。



硬化系親水コーティングはメッキ・樹脂にも施工可能 コーティングスポンジは上手に使っても駄目になります
親水コーティングが残った時の保管方法 親水コーティングお手入れ洗車

ボディ以外に、ヘッドライトやバンパーなどの樹脂パーツやメッキパーツ等にも有効です。ゴム・ガラス・マット塗装はお避け下さい。
コーティングスポンジは消耗品です。なるべく負担をかけずに塗布しても、画像のようになってきますので、適時交換してください。
使用量は普通車タイプで半分程度(約10ml)です。施工後はビンの口を拭き、しっかりフタを閉めて極力早くお使いください。
決して汚れない訳ではありませんので、定期的にシャンプー洗車を行ってください。
また、汚れを物理的に落とす、クリーナーやコンパウンド等のご使用はお避け下さい。