愛車に花粉が付着した場合の、
対処方法についてご紹介!
車のシミ(イオンデポジット)や水垢、汚れ落とし全般に通じる考え方&対処方法です
ぜひ、参考にしてください!
まず、花粉がクルマに付着するとどーなるのか?
そして、深刻なダメージの原因となってしまう場合はどんなケースか?
大きく2パターンに分けてご紹介!
花粉が乾いてる場合
ボディの上に載っているだけのサラッサラ状態の花粉。
まだまだ落としやすいので、できれば今のうちに落としたい状態。
見てるだけで鼻がムズムズ(T_T)
でないと、このまま放置してると…
日差しの熱で塗装(=クリア層)が緩み、
徐々に入り込んでしまう恐れが!
花粉が濡れた場合
ボディに付着した花粉を放置して、さらに雨が降って乾燥すると、、、
こんな
「Oh My God!」の状態に!
花粉やら点状のシミやらで最悪
これは
「花粉汚れならでは」
ともいえる現象で…
じつは、花粉は水分を含むと殻が破れて
酸性物質(ペクチン)を出すのです。
さらに悪いことに、、
再び乾く際に、塗装と一緒に収縮して塗装表面に深刻な悪影響が!
アップにすると「ひでぇ…」末期的シミ状態
ちなみに、、、
これらを未然に防ぐには、やはり
コーティングの効果は大!
特に、繊維系でも防汚性に優れたものや硬化系のコーティングがベター。
もちろん、ほったらかしではダメで
定期的な洗車メンテは不可欠ですよ!
あえて、コーティング剤をおすすめするとしたら、、
防汚に優れたスーパーゼウス >
強固な硬化被膜のDアーマー >
新登場グロスフォームコート>
あたりが、個人的におすすめのコーティングです
さて、さて。
じゃあ、このクルマの花粉汚れ。
具体的にはどーしたらいいか?
花粉汚れの対処法
まずはセオリー(鉄則)の確認から!
【ボデイケアのセオリー】なるべく早く処置すること
&
ボディへの影響の少ないものから試すこと
&
物理的・化学的アプローチを試すこと
&
使用するツールも変えてみること
&
状態と限界を見極めること
これ、プロ・アマ問わず、カーケアの鉄則!
一発で何もかも除去できるモノ、方法なんてありませんからね
では、このセオリーに則って対処例をご紹介しましょう。
1,シャンプー洗車
いうまでもなく、
サラサラ花粉が"載ってる"段階で、なるべく早く洗車するのがベスト!
※画像で使用中のケミカル&ツール
中性シャンプー/マイルドケアシャンプー
洗車用クロス/ムートンクロス
この段階で対処できてすんなり落ちれば、言うことなし!
洗車後は追加でコーティングして、ボディを保護しておきましょう!
じゃあ、落としきれなかったら!?
2,クリーナー
洗車で落ちなかったということは、
ただ塗装に載っかっている状態でない、ということ。
塗装に入り込みつつあるか、シミになりつつある可能性があります!
こんな時にまず使用したいのが、化学的にアプローチする専用クリーナー。
当店のラインナップで言えば、
虫汚れ・鳥ふんクリーナー!
このクリーナーは、
タンパク質に浸透作用し、
汚れを化学的に分離除去できる専用品。
もちろん、有機物である花粉にも有効!
汚れの範囲に合わせて部分的にも、シャンプーとして全体的にも使えます。
花粉だけでなく、これから増える、虫・鳥フン対策にも1本あるとベターです。
花粉・虫汚れ・鳥ふんクリーナー >
では、これでも落ちなかったら?
3,花粉の最終局面
これでも、落ちなかった花粉汚れ、そんな場合は、、、
塗装に入り込んでしまっている
or酸で塗装表面が侵され、
シミ化しているなんてケースが考えられます。。
ちょっと長くなりますが、順を追って対処方法を説明します
物理的アプローチ
上記の化学的アプローチでも落ちない場合は、、、
今度は物理的要素を絡めたケミカルでアプローチ。
まずは、クリーナー系で行ってみましょう!
範囲が限られてる場合は、
コーティングコンディショナー。
広範囲な場合は、
クイックワンシャンプー。
あたりがこの段階でのおすすめ。
化学的アプローチ(虫汚れ・鳥ふんクリーナー)である程度汚れが取れやすくなってれば、これで除去できる可能性も
ただ、くれぐれも、無理にはこすらないように注意してくださいね!
どんなケミカルでも、ゴシゴシこすれば必ず傷がつきます。
汚れは落ちたけどキズだらけ、では意味がないので
使用ツールワンポイント
通常スポンジで施工するものを
クロスでやるだけでも除去力はupします。
ウレタンバフよりウールバフの方が
研削力があるのと同じですね。
で、これでもダメだったとしたら、、
花粉・シミが完全に塗装領域に入ってしまっている
ということ。
ここまでやってはじめて、、、
最強の物理的アプローチ、
コンパウンドの登場となります。
が!
ちょっとここでストップ('◇')ゞ
この段階まできたら、、
塗装の状態と自分のニーズにあわせ
この先の対処を選択します。
シミ&早く落としたい
パッと見で、
「あきらかにシミになってる!」
また、
「一刻も早く綺麗にしたい!」
なら、磨き落としてみるのも一手です。
というか、シミ化が進んでいる場合は
ここで落としておかないと…
状態がさらに悪化する可能性も。。((+_+))
汚れ・シミの大切な考え方
塗装の表面に載ってるor入りきってないシミや汚れなら、、
【洗車やクリーナーで対処】
完全に塗装領域に入ってしまってる
シミや汚れには、、
【コンパウンドで対処】
というのが、基本的考え方です。
ただ残念ながら、見ただけでは判断できないので、、
順番に試すしかないというわけです。
個人的には、なんでもかんでもコンパウンド!
というのは、ちょっといただけません((+_+))
例えれば、薬も試さずに、
いきなり外科手術するようなものなので…
もちろん、コンパウンドを使う際は、
研削力の弱いものから!
極超微粒子ミラーフィニッシュ
↓
高濃度極細エクストラカット
※スポンジを濡らして固く絞って使うと
粉を抑えて磨きやすいよ
くれぐれも無理せず、欲をかかず、
限度を見極めながら進めてくださいね♪
あ、終了後はコーティングの再施工を
お忘れなく!
花粉&慌ててない
一方、、
「シミにはなってない感じで、
細かな粒状のものが落ちない!」
こんな、塗装に入り込んでしまった
(と思われる)花粉の場合はどうするか?
慌ててるなら、上記同様
コンパウンドで対処となるでしょうが…
「あんまり慌ててもない('_')」
そんな場合、どうするかというと…
しばらく様子を見る
「様子を見る!?」
…ですよね(^^;
こんな時、プロショップさんなら
どうするかというと…
塗装に赤外線とかをあてて表面を加熱し、
塗装の応力を利用して塗膜をある程度
復元し、必要があれば磨いて仕上げる
というふうにやっておられるかと。。
つまり、暖めて状態をより良くしてから
適切に対処する、ということ。
これをユーザーが実施可能な
視点で言い換えると、、
日差しがより強くなって塗装を熱し、
膨張して汚れが出てくる(上がってくる)のを待つ。
で、状態に応じシャンプーやクリーナー
コンパウンドで仕上げる、と。
つまり、、
しばらく花粉汚れに固執せず、
普通に車を使い様子を見て処置する。
さらに、もっと突っ込んで言うと、、、
普通に洗車したり、お手入れしたりしてると
そのうち無くなるor良くなる。(※可能性もある)
ということです(#^.^#)
これは、特に塗装に入り込んでしまった
花粉には有効な対処法の1つ。
この方法のメリットは、、、
自然の熱と力を利用した方法なので、
ムリヤリ磨き落とすよりもボディに優しい。
さらに、結果的に何らかの処置が必要としても、
ある程度の改善が期待できる。
ということが言えるかと思います。
もちろん、完全に"ほったらかす"のでなく、、
状況の変化に対応できるよう、
洗車の時などにチェックは必要ですよ~('◇')ゞ
さてさて。
自分で行う愛車お手入れ・ボディケア
は、クルマ次第で状況は千差万別。
自己責任を踏まえつつ、そこに
試行錯誤するのも、楽しみの一つ。
「ケースバイケース」ということも念頭に…
【完全版】花粉・シミ汚れ等の対処方法。
タイムリーなご紹介でしたっ('ω')ノ
ではまたっ!
「長くて疲れたぁ~(T_T)」
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